Earth Egg Dome

石川、日本 2005

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Concept
珪藻土アートプロジェクト」のシンボル、金沢21世紀美術館に作られた珪藻土と土のドーム

石川県能登の珪藻土のPRを目的として行われた「珪藻土アートプロジェクト」のシンボルとして、金沢21世紀美術館に作られた土のドーム。セメントや樹脂を使っていないため土に還すことができ、1ヶ月半の展示後土に戻された循環アート作品。珪藻土の原土を土と混ぜ、竹小舞と荒壁の上に塗って仕上げた土壁造りで、頂部のトップライトとランダムにあけられた開口から自然光がさし込む。美術館のガラスばりの近代的な建築と対比した、呼吸する自然素材の空間を意図している。

地元の珪藻土の空間を見直し、ここから新たな産業や市民交流、まちづくりが生まれる願いを込め「珪藻土のたまご」と名づけられた。制作は、金沢の左官職人、職人大学、建築系大学そしてこどもたち、一般参加のワークショップと多数の参加者を得て、コミュニティ・ビルド形式で行われた。

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© Ph. Kanazawa 21century Museum (except different attribution on single image ) / Drawings, Tono Mirai architects

コミュニティ・ビルド / 左官 / サスティナブル / 自然素材 / 循環アート / 職人技 / 土壁

所在地 — 石川県金沢市
主用途 — アート作品
工期 — 2005年9月~10月
建築面積 — 9.8㎡
階数 — 地上1階
構造 — 木造、竹小舞土壁造
設計 — 遠野未来建築事務所
施工 — ㈱イスルギ、ワークショップ他

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