Photo: takeshi noguchi

矢向つぼみ保育園  (2010)  / nest nursery (2010)

 横浜市にあるビルの1階を改装した0歳から2歳までの乳児保育園。

 不定形の50坪の躯体は梁下が低く、角が多かったため柱と梁を曲面で包んで「やわらかな空間」をつくった。壁は呼吸しながら表面強度もあるしっくいを用い、壁と天井の曲面もより単純化しながら天井の間接照明と組み合わせ、メリハリをつけた。それらが天然木(サワラ)の床や可動式の木製家具と響き合い、やわらかな「こどものいえ」となっている。
 

 園庭がないため室内でも遊べるよう、保育室には抱きつくことができるS字丸太のシンボルツリーや木のすべり台など、あそびの仕掛けがしてある。

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 ■ 漆喰による快適な環境という機能面を活かすだけでなく、丸さ、柔らかさた暖かさなど、与えられた素材が調和し合い、幼い子供たちを包み込むやさしい空間を生み出している。

 預かる子供たちの健康にも配慮しての漆喰、保護者からの環境への提言など、当園よりお聞きしたコメントも嬉しい。作品を良い例として、当園と同様、幼き頃より漆喰の塗壁に囲まれて健やかに育つ子供たちが増えることに期待を持ちたい。

  (2013年 第8回 日本漆喰協会作品賞 講評)

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■ 受賞

・2011年 こども環境学会 デザイン奨励賞受賞
・2013年 日本漆喰教会作品賞受賞


■ DATA


・ 所在地:神奈川県横浜市
・主用途 保育園 (0〜2才児)
・ 床面積 164.70㎡(49.8坪)
・設計 遠野未来建築事務所 遠野未来
・施工 株式会社 親松工務店
・ 主な仕上げ
・    床‐サワラフローリングt=18mm 無塗装
・     壁・天井‐ しっくい仕上げ
・     大黒柱‐古材丸太、 間接照明‐
・ 設計・施工期間:2009年10月~2010年3月

    Build the earth with craftsmanship

 

            with local earth, trees, and people

              Architects studio in Karuizawa Japan

     

        遠野未来 建築事務所

地域の土・木・人で 大地を建築する

軽井沢の建築設計事務所

 

 ■English TEXT   

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