● 奥様の利子様に更に詳しく、住み心地とキッチンの使い勝手について
お伺いします。

■建主様インタビュー4 /
海を臨む家(2016年竣工) 明石雅好様 利子様
床暖だけでエアコンを使わず冬過ごせました。
■2)海を臨む家 ー使い勝手・住み心地・設計者への信頼感ー (奥様へ)
T:冬過ごされてみて部屋が暖かいとお聞きしましたが、竣工後実際暮らされてみて住み心地はいかがでしょうか?
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利子様:
リビング&ダイニングキッチンが一体の広いお部屋なので暖房の効きを心配していましたが、床暖だけで十分に暖かく冬を過ごせました。 エアコンはあまり好きではないので、ほとんど使わずに済み快適でした。
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T: アーチ越しに海が眺められるキッチンの使い勝手はいかがですか?
上からの吊戸棚で視界を妨げられていたのがすっきりと無くなり、開放的な大きな窓を通して海を眺めながらキッチンに立っていると、まるでリゾートホテルにいるようです。
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T: 今回 終の棲家ということで、設計する我々も細かいところまで心を込めて設計させていただきました。半年以上の設計の過程でお二人に心を開いていただけたおかげで良いプランが出来たと思います。
設計の過程で当事務所は明石様にどのようにご信頼いただけたのでしょうか?
今回はいよいよ終の棲家と思って計画していましたので、本当に慎重に考えていました。
そのような時に遠野先生との出会いがありました。
先生はあらゆる場面で住む人の立場になって考えて下さるので本当に信頼をおいて計画を進めることができました。
夫と私の意見がくい違った場面(床材料を大理石にするかフローリングにするか)では、先生のアドバイスにより私共の納得のいく仕上がりになりました。
■1)海を臨む家 大規模な改修になりましたが、思い切って本当に良かったと思っています。
T:最後にお二人にお伺いします。
今回終の住処として、将来お孫さんが来られたり,万が一どちらかが車いす生活になったとしても過ごすことができたり・・・など様々な想定をして設計しましたが、実際出来てみてこれからこの場でどのような時間を過ごされたいでしょうか?
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雅好様
孫が来ても今のままで十分な広さと目配りができて快適だと思います。白基調の部屋で環境にも配慮されていますので子供にも安全です又、将来どちらかが車いす生活になった時についてですがトイレもバスルームもそれを見越して広く出入り口をとってあります。
バスルームにベンチがあり入浴しやすいようにしてあります。スイッチは低くしてあり車いすでの生活にあった高さです。
リビングのソファーを処分すれば楽にシングルベット2台置けるので一部屋ですべてがまかなえます。
どちらかが寝込んでも見守れる環境作りができていると思います。
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利子様
孫はまだ居ないので孫が来た時のことを考えての設計計画ではありませんでしたが、ルナファーザーの壁は塗り替えが出来るというのを聞き、安心しました。とにかく広いリビングなので将来孫が遊びに来ても、のびのびと遊ばせてあげられそうです。
車椅子を使用することになった場合やどちらかが寝たきりなった時の事も想定して、細部に渡り設計して頂いたので、安心して老後を送れそうです。
私共は二人で過ごす時間が多いので、お互いを気遣いながらもそれぞれが居心地の良い空間で有りたいという思いで設計して頂きました。
そんな私共の願いを全て網羅して下さりました。
これからの人生は、快適に素敵に送れそうで幸せです。
大規模な改修になりましたが、思い切って本当に良かったと思っています。
有難うございました。
遠野先生の益々のご活躍とお幸せを心よりお祈り申し上げます。
是非また、お泊りにいらして下さいませ。
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T: 今後この場に手を加えることも出てくると思いますが、お二人の幸せを演出する場になることを心から願っています。
本日はお忙しい中、誠にありがとうございました。
(2017年2月8日)
(T: 遠野未来建築事務所 )
左官、土壁、省エネの家