
山形「いのちの庭」プロジェクト /The project of Garden of organic life in Yamagata
Garden
山形県 2020年
![]() いのちの庭 全体図 | ![]() いのちの庭 コンセプト | ![]() いのちの庭 土の遊び場 |
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■ 設計主旨 Concept
創造都市やまがたの拠点として再整備するための
活用実験プロジェクト= Q1プロジェクトの第5回クリエイティブ会議として
先月行われた山形ビエンナーレでライブ配信で紹介させていただいたプロジェクト。
https://www.facebook.com/yamagata.q1/
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現在 山形駅近くの観光文化交流センター「山形まなび館」となっている
昭和2年につくられた旧山形第一小学校の中庭を
畑や遊び場、環境教育の場、市民の皆さんの交流の場
=「いのちの庭」
として活用するプロジェクトの一つの案として描いたスケッチ。
■いのちの庭プロジェクト
生命のつながりと循環を示す2つの円をモチーフに
広場とパーマカルチャーによる菜園が対比しながら循環する。
所々に土によるこどもも遊び場があり、こどもたちが庭を
駆け巡ることができる。
イベント時にはオーガニックマーケットや映画際が行われ、市民の皆さんの交流の場となることを
願っている。
■ 第5回クリエイティブ会議にて
2020年9/22に山形と東京を結んで行われたクリエイティブ会議ではQ1プロジェクトの
コアメンバーである東北芸工大教授 映像作家の岩井天志先生,建築家の馬場正尊先生、
山形ビエンナーレのアーティステック・ディレクターも務められた医師の稲葉俊郎先生
とスケッチを交え様々なお話をさせていただきました。
その中で皆さんの共通意識として上がったのが
「完成しない」「つくり続け、常に変化する」
ということでした。
これは現在の「建築」の対極にある考えで、市民の皆さんや子どもたちも参加して
作る続ける「変化する場」をつくることは自分のこれまでの活動テーマでもあります。
そのために形が自由になる素材としての「土」が有効だという
ことをディスカッションで共有できたのがとても良かったです。
この中庭は施設をリノベーションし活用が始まる2年後
をめざして、これから内容をつめて行く計画です。
ぜひまた参加させていただき、実現のお力になることが
できればうれしく思います。