House for stories  (2001) 

 イギリス・ウェールズの小さな村、ブレッドファにあるアートセンターにつくられたイベント・スペース。

 

 アートセンターが行っているstorytelling イベントのための建物をサスティナビリティ(持続可能性)をテーマにつくるというプログラムに対し、地元の土とストロー・ベイル(藁のブロック)を使い、景観と一体となった半地下の土と藁の建築を提案した。

 

 天と地を結ぶようにらせんを描く土の壁が芝の広がる丘の中に配置され 、人は胎内をめぐるように室内に入り、屋根の上に登ることができる。

 屋根にむけて湾曲する土の壁は2x4の木のパネルの間にストロー・ベイルを積み、鉄筋、竹、メッシュで曲面をつくったもの。その上から石灰を混ぜた地元の土を手で塗って仕上げた。屋根はその場所にあった芝を一度刈り取って養生し、再度屋根に載せて芝屋根にしている。

 

 施工は日本の大工と左官職人、地元のビルダーの日英共同で行われた。

学生を初めとする多数のボランティアも参加し、建物づくりを通した日英交流が行われ、最終的にストロー・ベイルの造形的特性を活かした景観と一体となる「物語の家」が出来上がった。

 

 ■ DATA

 

 

・設計:遠野未来 建築事務所

・構造:Anthony Hunt Associates(UK)

・施工:遠野未来, 地元のビルダー・学生・ボランティア

・設計期間:2000年8月~2001年6月

・施工期間:2001 年6月~8月

・発注者:Bleddfa centre for the Arts

・所在地 Bleddfa Wales ,UK

・主用途:イベント・スペース

・敷地面積:1,240.9 ㎡ (375.4坪)

・建築面積:19.8 ㎡ (6.0坪) 建ぺい率:1.6 %

・延べ面積:18.2㎡ (5.4坪) 容積率:1.5%

・構造:木造、ストロー・ベイル・基礎:鉄筋コンクリート べた基礎

・高さ:最高高さ 3.5 m

 

・外部仕上げ:外壁 土壁t=60mm, 腰 小砂利仕上

・屋根 芝t=50mm, 開口部 木製ドア・木製サッシュ

・内部仕上げ:内壁 土壁t=40mm,  ベンチ: ストロー・ベイル、土

    Build the earth with craftsmanship

 

            with local earth, trees, and people

              Architects studio in Karuizawa Japan

     

        遠野未来 建築事務所

地域の土・木・人で 大地を建築する

軽井沢の建築設計事務所

 

 ■English TEXT   

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