東京の都心、神田のオフィス・ビルの屋上につくられた螺旋形の屋上庭園。
都市のヒートアイランド現象防止のため都で義務化された,ビルの屋上緑化の一般へのアピールとしてつくられた。全体は小さな池とベンチを持つスパイラルの花壇、そして日干しレンガと軽量土壌でできた舗道から成る。池にはメダカが住み、植物には虫やトンボがやってくる。それらが都市における小さな生態系をつくり、訪れる人は庭園全体を歩けるようになっている。花壇は鉄筋を構造に、地元東京・神田の工事現場から手に入れた土と藁、砂、石灰、少量のセメントを使い手で塗って仕上げられ、舗道は同じ素材でつくった数百個の日干しレンガで出来ている。
‘さなぎ’を思わせるこのかたちは‘都市における生命’をイメージし、それが成長する願いを込めている。
|